IUS・IUDのメリットデメリット

 

今日は、避妊法として人気の高い、IUS・IUDのご質問で多い、メリットとデメリットについてお話していきたいと思います。

【IUSのメリット・デメリット】

IUSのメリットは、何といっても避妊失敗率は0.14%と低く、効果が5年間という点でしょう。
また、月経出血が多く悩んでいる方や生理痛が重い方は、これを緩和できる可能性があるので、治療としての効果も見込めます。
最近の話ですが、治療目的の場合、IUSは保険適応となった点もメリットと言えると思います。
ピルのように飲み忘れなどを気にする必要もなく、コンドームのように性交時の煩わしさがないことも、良い点です。

デメリットは、人によっては不正出血があるという事と、細菌感染の可能性があることです。
不正出欠に関しては、軽度な場合が多いですし、細菌感染に関しては抗生物質を服薬することで治りますので、そんなに心配する必要はありません。

【IUDのメリット・デメリット】

IUDのメリットは、避妊失敗率は、0.1%~0.3%と低く、ピルのように飲み忘れなどを気にする必要もなく、コンドームのように性交時の煩わしさがないことでしょう。

デメリットは、IUSとは逆に、月経時の出血量が増える可能性があることです。
ですので、もともと出血量が多い方の場合は、IUSを選択したほうが良いでしょう。
また、銅アレルギー及び銅代謝異常がある女性の場合は、銅付加IUDは使えません。
後はIUSと同じですが、人によっては不正出血があるという事と、細菌感染の可能性があります。